芸能界でもミルクボーイ 内海崇さんがファンを公言するなどじわじわとファンを増やしている『ちいかわ』。ちいかわ キャラクターが可愛く、子どもたちに人気の理由は頷くことができますが、実は大人の方が熱中している、という状況になっているようです。
なぜそれほど大人が熱中するのか、ちいかわ 考察しながら、ちいかわの魅力をまとめていきます。
ちいかわとは
『ちいかわ(ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ)』とはイラストレーターのナガノさんによる漫画作品で、『日経トレンディ(2022年11月3日発表)』の「2022年ヒット商品ベスト30」では2位に選出され、さまざまなコラボがSNSでトレンド入りすることもあります。
2020年にTwitter(現:X)アカウントが開設され、漫画作品「ちいかわ」として正式に連載がスタートしました。そして、2022年にフジテレビ系の『めざましテレビ』内で、アニメ化されたこともあり、幅広い世代から人気を得るようになりました。
2022年11月にサンリオとのコラボ商品が発売された際には、アクセスが集中しすぎてつながらない程だったそうです。
ちいかわが大人に人気の理由は?
では、ここからはちいかわ 考察として大人に人気の理由をまとめていきます。
現実世界と似ている世界
可愛らしいデザインからファンシーな世界で生きているかのように思われるちいかわたちも、実は現実世界と同じく、労働をして日々の生活費を稼いでいます。
ちいかわで有名な一幕として「草むしり検定」があります。検定に合格すると、報酬のアップなどにもつながります。この検定合格に向けて必死に勉強するちいかわを見て、ハチワレも一緒に合格することを夢見て自分も勉強を始めました。それぞれが必死に努力するも、結果的にハチワレだけが合格してしまいます。
このように「ずっと頑張ってたのは私なのに!」と現実世界でも起こり得るストーリーに共感する社会人が多いようです。
推し活との相性が抜群
豊富なグッズ展開をするちいかわは推し活との相性が抜群です。
インスタグラムやTiktokでは、ちいかわグッズで推し活を楽しむ投稿もよく見られます。ミルクボーイの内海崇さんも集めたグッズをディスプレイしている様子をSNSに投稿し、楽しんでいます。
例えば、キャラクターグッズを扱う雑貨屋のキデイランドでは「ぷちてる」という、ラバープレートに好きな文字やキャラクターをはめて、オリジナルネームプレートを作ることができる商品が販売されています。この「ぷちてる」で作った推しの名前のネームプレートがたくさん投稿されています。
擬音が多用され、解説的な発言は最小限
主人公のちいかわと、友だちのハチワレとうさぎのメインキャラのうち、人間の言葉を喋るのは“ハチワレのみ”で、ちいかわとうさぎは感情を表現する擬音のような短い音を発するのもこの作品の特徴です。
意識的に会話を削り、情報量を減らしているため、文脈や表情、彼らの性格などを考えながら、それぞれの心情を想像する楽しみ方ができます。
継続して読み進めていくと、だんだんこうしたキャラクターごとの個性や表情からストーリーを読み解いていくことが楽しくなり、沼にハマっていく感覚に陥るでしょう。
最後に
今回はちいかわ 考察として大人に人気の理由をまとめてきました。
子どもが興味を持ったことが入り口で沼にハマったという親世代のファンも非常に多いようですし、今後も増えていくのでしょう。ただ可愛いだけではない、「あるある」と感じられる描写が非常に多く、ただの子ども向け作品ではないかわが今後どのように発展していくのか、楽しみですね!