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人生台無し!脱税で活動自粛した有名人も…過去の「脱税」事例を調査

人生台無し!脱税で活動自粛した有名人も…過去の「脱税」事例を調査

脱税とは、その名の通り税金を脱する行為のこと。所得を少なく申告したり、かかった経費を多く計上するなどして、税金を少なくする犯罪行為です。場合によっては罪に問われることもありますので、個人事業主やフリーランスとして自身で確定申告を行う人は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

脱税ってどんなもの?

経費の水増し(偽造請求)

領収証の日付や金額などを書き換え”偽造”し、実際よりも多い金額を経費として申告するというもの。また、アルバイトを雇っていないにもかかわらず、そのように見せかけ、人件費がかかっているという申告をすることも、経費の水増し行為にあたります。よくあるケースが、架空の取引やサービスを請求書に記載するもの。バレそうにないように見えますが、行ってしまうと詐欺罪や業務上横領罪などの罪に問われるものです。

売上の過少報告(所得隠し)

毎月の金額から一定額差し引いたり、受け取った金額を申告しないなど、実際の売上よりも金額を低く見せるというもの。売上金額を少なくして申告すれば、その分を横領することだってできますよね。特に、現金で受け取っている売上を隠ぺいするというケース。現金売上は申告されないことが多いようで、税務署も目を光らせている部分だそうですよ。

二重帳簿の作成

帳簿を2種類つけて、利益を少なく計上した会計帳簿を申告用にし、正当な帳簿を隠れて管理することをいいます。裏帳簿とも呼ばれていますね。

期末在庫の調整

その時点で抱えている在庫の数を、実際よりも少なく申請するというもの。納税額は、売上から売上原価を差し引いて算出しますが、売上原価とは、実際に売れた商品の仕入れや製造にかかった費用を指します。よって、売れなかった在庫は無関係となるのです。今抱えている在庫を少なく申告するということは、売れた商品を多く計上することと同じ。税務署は、在庫チェックも入念に行いますので、軽い気持ちで偽造申告しないようにしましょう。

脱税で逮捕された有名人も

ネイマール(サッカー選手)

税金の未納期間があったということで2015年、ブラジル税務当局から22億円もの罰金を請求されたネイマール選手。未納期間の違約金も加えられた、多額の罰金を支払ったそうですよ。

ファン・ビンビン(俳優)

中国で美人すぎると話題の俳優、ファン・ビンビンさんも脱税で罰せられた過去があります。脱税疑惑が報じられてから4ヶ月間もの間、姿をくらましていたことでも知られていますね。そのため、追徴課税や罰金など合わせて146億円もの支払いが命じられました。

脇坂英理子(女医)

バラエティー番組でも活躍した女医・脇坂英理子さんは、診療報酬をだまし取った詐欺の疑いで逮捕。さらにその診療報酬を不正請求したとして、詐欺罪でも逮捕されています。また、患者の診察回数を水増しするなどの行為も発覚していますよ。

小室哲哉(プロデューサー)

1990年代に、多くのミリオンヒット曲をプロデュースしている小室哲哉さんは、2008年に詐欺罪で逮捕されています。自身の著作権を譲渡すると言い、投資家から5億円をだまし取った罪に問われました。

チュートリアル徳井義実(芸人)

2019年、人気芸人のチュートリアル・徳井義実さんが経営する会社の申告漏れ、所得隠しが明らかになりました。個人事務所を立ち上げた徳井さんでしたが、お金の管理にはルーズだったようで、設立以来一度も、期限内に所得を申告したことがなかったのだそう。毎回、期限を過ぎてから税務署に指摘され、まとめて申告する…という怠慢な管理をしていたようですね。

まとめ

意外と身近に転がっている、脱税という行為。会社に所属していれば会社に管理してもらうことができますが、個人事業主として収入を得ている人は、うっかりミスが脱税につながることも多いようですね。また、扶養内で働いている人にとっては、103万どうやってバレるのかという疑問もあるでしょう。税務署は、こちらが思っているより鋭く、細かくチェックしています。安易に詐欺行為をはたらかないようにしましょう!